アフリカ猫の備忘録

モロッコで見聞きしたり、読んだことの備忘録

タンタンのバガーの町

この間息子が見ていたタンタンの冒険で、タンタンたちが港町に到着する場面があった。海猫がすごい勢いで降りてきたり、高台に町がずーっと広がっている様子を見て、ああ、なんかタンジェみたい、と思っていたら、やっぱり、作者がタンジェをモデルにして描いた町だった。住んでるからそれに気づいたのかもしれないけれど、タンジェの特徴がすごくピンポイントで描かれていて、嬉しかった。

2017年の写真なので、小さく写ってる昔の港が懐かしい。ここからスペインタリファ行きの船が出ている。豪華客船が止まっていることもある。

こういうのを見ると、外国との距離が近く思えて来る。どこに行くのかなあと思いを馳せてみたり。この間、この港沿いの海岸線に昔は電車が走ってたというのを聞いた。タンジェに来て以来、子供の午前と午後の学校の送り迎えで、私の中でタンジェは学校と家の徒歩圏内ばかりという時期が随分長かったけれど、少し町を歩いてみると色々な歴史が残っているというのを聞いたり、見たりして、面白い。